いよいよいよいよいよいよだ。
と、思っていたら、今、我が母港神戸を出航してしまった。
ぼくはこれからどんな人間になるんだろう。
ぼくは最後まで自分のスタイルを追求したい。
ぼくの出発は天才的なものだった。
新鑑真号の出航1時間前、姉貴がくれたハイソフト。
ひと噛みしたら何やら違和感が。
銀歯が取れました。
そのまま出発。
ポケットに銀歯を忍ばせて。
上海の歯医者は腕がいいだろうか?
***
なんだか暇だからまた日記を書き始める午後4時半。
船室は2段ベッドが両脇に1つずつ配置された2等室。
ぼくは窓側の上段ベッドである。
その上に寝転がって日記を書いている。
ベッドの端には、まるで抱き枕のようにギターとザックが大きな面積を陣取っている。
さっきからハイテンションの自分と無感動な自分がゆっくりな波のように交代交代でやってくる。
誰かとコミュニケーションしたいなぁ。
とか思う。
ビールを飲む。
めちゃくちゃ冷たい。
キンキンのビールともお別れか。
とか思う。
子どもが遊んでいる。
子どもは何も気負わず、幸せの天才だなぁ。
とか思う。
とりあえず、雑念がめきめき溢れ出してくる。
ぼくの日常はもうはるか彼方だ。
うわー、めっちゃ楽しくなってきた!!
***
ビールを片手に船内図書のマルコポーロ『東方見聞録』を読んでいるとすごい発見が。
何気なく挟まれていたしおりを見てみると、表面はレトロなアイドルが新潮社の宣伝をしている。
そして、裏をめくるとカレンダーになっているのだが、その年度に驚がく。
1979年。
おお、やはり3000年の歴史の国は違う。
「いってきます」




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